野球肘

野球肘とは

野球をする子どもたちの約30%が経験すると言われているのがこの野球肘です。

野球肘とは、投球動作を繰り返すことで肘の内側・外側・後方などに痛みや違和感が生じる症状の総称です。

一つの病気ではなく、投球によって起こるさまざまな肘の障害をまとめた言葉で、成長期の子どもに多く見られます。

繰り返される投球動作により肘の骨や軟骨、靱帯、腱などに損傷が起こることで発症し、症状や部位によって内側型、外側型、後方型に分類されます。

特に10代の野球選手によく見られる症状で、野球人口の多い日本では数万人規模の潜在患者がいると推定されています。

まさに野球大国と呼ばれる日本における現代病と言える症状のひとつです。

野球肘を放置すると深刻な合併症を引き起こします。成長期では変形性肘関節症を生じ、6ヶ月から1年間の治療期間が必要になったり、プレーを思う存分できなくなってしまいます。

成人の場合は内側側副靱帯の損傷、変形性肘関節症、肘頭疲労骨折、尺骨神経障害など多彩な症状を併発し、場合によっては手術が必要になり、復帰まで3ヶ月から1年の長期離脱を余儀なくされます。

少年期の肘離断性骨軟骨炎を放置すると、通常中高年以降に起こる肘の軟骨がすり減って骨にも変形をきたす状態になる可能性もあります。

野球肘の原因

開院以来、当院には野球肘でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、野球肘の原因はひとつではなく、様々な要因が複雑に絡み合っているということです。

野球肘の原因として次のものが挙げられます。

野球肘はこうした様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

つまり、身体的・心理的に自身の許容量を超えてしまったことで出てくる症状がこの野球肘です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。野球肘でお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

野球肘への対応として、次のようなものが一般的です。

投球中止と安静

長期間投球ができないため競技復帰が遅れ、技術やコンディションが落ちてしまいます。また根本的な原因が解決されていない場合、復帰後に再び痛くなるリスクがあります。

薬物療法

一時的に症状は楽になりますが根本的な治療にはならず、長期間使用すると副作用のリスクもあります。

理学療法・リハビリテーション

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院と自主練習が必要で患者の負担が大きくなります。また動きによっては悪化することもあり見極めが重要です。

野球肘を改善するために

まずはあなたの野球肘の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては、一時的に楽になったとしても根本的な改善が見込めないからです。

当院では、肘だけではなく、体全体の緊張や関節の可動域を改善させるための施術を行っていきます。

まずは今のつらい症状が緩和することを目指し、そして体が楽になってから普段の生活習慣やエクササイズなどを見直すことで野球肘の改善および再発防止を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術歴を持ち、野球肘治療を得意とする施術者が、初回の検査から施術まで責任を持って担当しますのでご安心ください。

	当院	グループ院
施術者	歴15年以上の施術者が 専属で最後まで担当	施術者によって 技術レベルに差が生じる
検査	5種類の独自検査で 詳しく分析	姿勢の写真を撮るだけ
施術	自律神経に由来する 症状にも幅広く対応可能	対応範囲に限度 （肩こり・腰痛のみ）

野球肘を改善するには、体を含めたあなた全体を広い視野で診ていく必要があります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院では問診と検査、そして施術までを担当者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

どうぞ安心して私たちにお任せください。

野球肘のQ＆A

野球肘は自然に治りますか？

軽度の野球肘であれば適切な安静により自然治癒することもありますが、根本的な原因となる投球フォームや筋力・柔軟性の問題を改善しなければ再発のリスクは高く、専門的な治療が推奨されます。

野球肘の人がやってはいけないことは？

投球動作や痛みを伴うプレーの継続は絶対に避けるべきです。また無理なストレッチや患部への過度なマッサージ、痛み止めに頼って練習を続けることも症状を悪化させる可能性があります。

野球肘になったらどのくらいの期間投球を休む必要がありますか？

軽度であれば2-4週間、中等度では2-3ヶ月、重症例では6ヶ月以上の投球中止が必要になることがあります。症状の程度と回復状況によって個人差があるため、専門家による定期的な評価が重要です。

野球肘は完治しますか？

適切な治療を受ければ多くの場合完治可能ですが、成長期に重篤な骨軟骨損傷が生じた場合は完全な回復が困難な場合もあります。

野球肘を予防する方法はありますか？

正しい投球フォームの習得、適切な投球数制限の遵守、体幹・下半身の筋力強化とストレッチ、十分な休養の確保が効果的な予防策です。

野球肘で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と野球肘は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

野球肘は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。