胸椎椎間板ヘルニア

胸椎椎間板ヘルニアとは

非常にまれな疾患で、手術が必要となる全脊椎椎間板ヘルニアのうち胸椎に発生するのは0.15～1.8％程度と言われているのがこの胸椎椎間板ヘルニアです。

胸椎椎間板ヘルニアとは、背中の背骨である胸椎の間にあるクッションの役割を果たす椎間板という組織が、本来あるべき位置から外側に飛び出してしまう状態のことです。

この飛び出した椎間板が神経や脊髄を圧迫することで、背中の痛みや下半身のしびれなどの症状を引き起こします。

胸椎は肋骨とつながって安定しているため、首や腰の椎間板ヘルニアに比べて起こりにくいのが特徴ですが、一度発症すると重篤な症状につながる可能性があります。

深呼吸や咳をするだけでも激痛が走ったり、足の感覚が鈍くなったりすることもあり、日常生活に大きな支障をきたす場合があります。

胸椎椎間板ヘルニアを放置すると、脊髄圧迫による深刻な症状が進行する可能性があります。下半身の筋力低下が進行し、歩行時に足がもつれるようになったり、階段の昇降が困難になるといった症状が現れます。

さらに症状が悪化すると、膀胱や直腸の機能に障害が生じ、排尿や排便のコントロールができなくなる可能性もあります。

最悪の場合、下半身の完全な麻痺に至ることもあり、一度麻痺が進行すると、適切な手術を行っても症状の完全な回復は困難になります。

また、慢性的な痛みが続くことで精神的な負担も大きくなり、うつ状態に陥るケースも少なくありません。

胸椎椎間板ヘルニアの原因

開院以来、当院には胸椎椎間板ヘルニアでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、胸椎椎間板ヘルニアの原因はひとつではなく、様々な要因が複雑に絡み合っているということです。

胸椎椎間板ヘルニアの原因として次のものが挙げられます。

胸椎椎間板ヘルニアはこうした様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

年齢とともに椎間板の水分含有量が減少し弾力性が失われることや、激しい運動や繰り返しの動作による過度な負荷、生まれつきの骨格的特徴、転倒や交通事故などの外的衝撃などが引き金となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。胸椎椎間板ヘルニアでお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

胸椎椎間板ヘルニアへの対応として、次のようなものが一般的です。

保存的治療（安静・薬物療法）

長期間の安静により筋力低下や関節の拘縮が生じる可能性があり、薬物療法では根本的な原因解決には至らず、副作用のリスクもあります。

リハビリテーション・理学療法

効果が現れるまでに時間がかかり、専門的な指導のもとで継続的に行う必要があります。また、症状によっては運動により悪化する場合もあります。

手術療法

手術には感染症や神経損傷などのリスクが伴い、術後も完全に症状が改善するとは限りません。また、回復期間が長く、社会復帰までに時間を要します。

胸椎椎間板ヘルニアを改善するために

まずはあなたの胸椎椎間板ヘルニアの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては、一時的に楽になったとしても根本的な改善が見込めないからです。

当院では、背中だけではなく、体全体の緊張や関節の可動域を改善させるための施術を行っていきます。

まずは今のつらい症状が緩和することを目指し、そして体が楽になってから普段の生活習慣やエクササイズなどを見直すことで胸椎椎間板ヘルニアの改善および再発防止を目指します。

当院の特徴

20年以上の施術歴を持ち、胸椎椎間板ヘルニア治療を得意とする施術者が、初回の検査から施術まで責任を持って担当しますのでご安心ください。

	当院	グループ院
施術者	歴20年以上の施術者が 専属で最後まで担当	施術者によって 技術レベルに差が生じる
検査	5種類の独自検査で 詳しく分析	姿勢の写真を撮るだけ
施術	脊髄圧迫症状にも 幅広く対応可能	対応範囲に限度 （肩こり・腰痛のみ）

胸椎椎間板ヘルニアを改善するには、体を含めたあなた全体を広い視野で診ていく必要があります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院では問診と検査、そして施術までを担当者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

どうぞ安心して私たちにお任せください。

胸椎椎間板ヘルニアのQ＆A

胸椎椎間板ヘルニアは自然に治りますか？

軽度のものは自然に症状が軽減することもありますが、脊髄圧迫がある場合は適切な治療が必要です。早期の専門的な診断と治療が重要になります。

胸椎椎間板ヘルニアの人がやってはいけないことは？

重いものを持つ、急激な体の捻り、前屈動作、激しいスポーツは避けましょう。また、長時間の同じ姿勢も症状を悪化させる可能性があります。

背中の痛みと胸の痛みの違いは何ですか？

背中の痛みは椎間板の直接的な圧迫によるもので、胸の痛みは肋間神経が圧迫されることで生じる肋間神経痛の可能性があります。

MRIで異常がないのに症状があるのはなぜですか？

画像では捉えきれない軽微な神経圧迫や、筋肉・筋膜の問題が症状を引き起こしている可能性があります。詳細な検査と診断が必要です。

手術以外に根本的な治療方法はありますか？

カイロプラクティックや整体などの手技療法により、脊椎のアライメントを整え、神経圧迫を軽減することで症状改善を図ることができます。

この病気は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、骨格や椎間板の構造的特徴が家族間で似ることがあり、発症しやすい体質が受け継がれる可能性はあります。

仕事復帰までにどのくらいの期間が必要ですか？

症状の程度や治療方法により異なりますが、適切な治療を受ければ数週間から数ヶ月で改善が期待できます。デスクワークなら段階的復帰も可能です。

再発を防ぐためにはどうすればいいですか？

正しい姿勢の維持、適度な運動による筋力強化、重量物の持ち方に注意し、定期的な身体のメンテナンスを行うことが重要です。

腰椎椎間板ヘルニアとの違いは何ですか？

発生部位が胸椎であることから、主に胸部や背部の症状が中心となり、下肢症状も現れますが、腰痛は少ないのが特徴です。

ストレッチや運動をしても大丈夫ですか？

症状の程度により異なります。急性期は安静が必要ですが、専門家の指導のもとで適切なストレッチや運動を行うことは回復に有効です。

胸椎椎間板ヘルニアで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と胸椎椎間板ヘルニアは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

胸椎椎間板ヘルニアは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。