歯ぎしり

歯ぎしりとは

睡眠中の歯ぎしりに悩む人は10～20人に1人程度とされている非常に一般的な問題です。

歯ぎしりとは、睡眠中や日中に無意識に上下の歯を強くこすり合わせたり、噛みしめたりする行為のことです。

主に3つのタイプがあり、ギリギリと音を立てて歯をすり合わせるもの、音を立てずに強く噛みしめるもの、カチカチと歯を鳴らすものに分けられます。

多くの場合、本人は自覚がなく、家族に指摘されて初めて気づくことが多い症状です。

また、顎関節に何らかの症状がみられる患者数は、平成28年の歯科疾患実態調査によると約1900万人と推定されており、これは日本の人口のおよそ15%に相当します。

まさにストレス社会と呼ばれる現代における現代病と言える症状のひとつです。

歯ぎしりを放置すると、歯のエナメル質がすり減り、知覚過敏や歯の破折を引き起こします。さらに進行すると、歯周病が悪化し、最終的には歯を失うリスクが高まります。

顎関節への負担も蓄積され、顎関節症を発症し、口を開けることが困難になる場合や、慢性的な頭痛や肩こり、首の痛みが悪化し、日常生活に深刻な支障をきたす可能性があります。

最悪の場合、歯の根が割れて抜歯が必要になったり、顎の関節が変形して手術が必要になることもあります。

歯ぎしりの原因

開院以来、当院には歯ぎしりでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、歯ぎしりの原因はひとつではなく、様々な要因が複雑に絡み合っているということです。

歯ぎしりの原因として次のものが挙げられます。

歯ぎしりはこうした様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

つまり、身体的・心理的に自身の許容量を超えてしまったことで出てくる症状がこの歯ぎしりです。

心理的なストレスや不安が最も主要な原因とされており、睡眠中に無意識に歯ぎしりをすることでストレスを解消していると考えられています。

この複数の原因が引き金となり、顎関節の可動域減少や顎周囲の筋肉・筋膜の緊張などが発生し、歯ぎしりが発症します。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。歯ぎしりでお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

歯ぎしりへの対応として、次のようなものが一般的です。

マウスピース（ナイトガード）治療

装着時の違和感や異物感があり、慣れるまで時間がかかります。また、歯ぎしり自体を根本的に治すものではなく、対症療法に留まります。定期的な調整や交換が必要で、継続的な通院が必要です。

薬物療法

副作用のリスクがあり、長期使用による依存性や耐性の問題があります。根本的な原因解決にはならず、薬を止めると症状が再発する可能性があります。

噛み合わせ調整

一度削った歯は元に戻らず、調整が不適切だと症状が悪化する場合があります。複数回の治療が必要で、費用と時間がかかります。

歯ぎしりを改善するために

まずはあなたの歯ぎしりの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては、一時的に楽になったとしても根本的な改善が見込めないからです。

当院では、顎関節だけではなく、体全体の緊張や関節の可動域を改善させるための施術を行っていきます。

まずは今のつらい症状が緩和することを目指し、そして体が楽になってから普段の生活習慣やエクササイズなどを見直すことで歯ぎしりの改善および再発防止を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術歴を持ち、歯ぎしり治療を得意とする施術者が、初回の検査から施術まで責任を持って担当しますのでご安心ください。

	当院	グループ院
施術者	歴15年以上の施術者が 専属で最後まで担当	施術者によって 技術レベルに差が生じる
検査	5種類の独自検査で 詳しく分析	姿勢の写真を撮るだけ
施術	自律神経に由来する 症状にも幅広く対応可能	対応範囲に限度 （肩こり・腰痛のみ）

歯ぎしりを改善するには、体を含めたあなた全体を広い視野で診ていく必要があります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院では問診と検査、そして施術までを担当者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

どうぞ安心して私たちにお任せください。

歯ぎしりのQ＆A

歯ぎしりは自然に治りますか？

歯ぎしりの多くはストレスや生活習慣が原因のため、自然治癒は期待できません。適切な治療と生活改善により症状の軽減は可能ですが、放置すると悪化する傾向があります。

歯ぎしりと食いしばりの違いは何ですか？

歯ぎしりは歯をすり合わせる動作で音が出ますが、食いしばりは歯を強く噛みしめる動作で音は出ません。どちらも歯や顎に大きな負担をかけます。

歯ぎしりでどのくらい歯がすり減りますか？

個人差がありますが、重度の場合は数年で歯の高さが数ミリ削れることもあります。通常の咀嚼では一生かかって削れる量を短期間で削ってしまいます。

マウスピースはどのくらいの期間使用しますか？

歯ぎしりの改善には長期間を要するため、数年から場合によっては生涯にわたって使用することもあります。定期的な調整や交換が必要です。

歯ぎしりが原因で歯を失うことはありますか？

重度の歯ぎしりは歯の破折や歯周病の悪化を引き起こし、最終的に抜歯が必要になる場合があります。早期の対処が歯を守る鍵となります。

ストレスがなくなれば歯ぎしりも治りますか？

ストレスは主要な原因の一つですが、噛み合わせや生活習慣など複数の要因が関わるため、ストレス軽減だけでは完全に治らない場合もあります。

歯ぎしりで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と歯ぎしりは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

歯ぎしりは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。